獣毛ブラシを初めて下ろす時はブレークインが必要です。 最初にこれを行わないと獣臭が強くて使いづらいと思います。
ここではブレークインの方法についてご紹介します。
ブレークイン
獣系、特にアナグマ毛のブラシは購入して箱から取り出すと嫌な臭いがすることがあります。元々は動物ですから何かしらの臭いがするのは避けられません。
そこでまず、これらの臭いを脱臭して臭いを少なくすることが必要となります。これをブレークインといいます。
海外で有名なコミュニティサイトであるBADGER&BLADEに「シェービングブラシの慣らし方」というタイトルでその方法が解説されています。
自分も同じ方法で行っていますので、今回はその方法をご紹介します。 ※写真もBADGER&BLADEからの引用させていただきました
1.ブラシを食器用洗剤で洗う
まず、ブラシを食器用洗剤で洗います。これは、ブラシ表面についた獣脂を取り去る作業です。ここでざっとニオイのもとを洗い流します。食器用洗剤の特性を考えるとぬるま湯で行ったほうが効果が高いと思われます。
2.洗剤水に浸す
写真のように水に食器用洗剤を混ぜ、10~15分、または数時間浸します。
注意:ただしこの状態で一晩放置することは止めましょう、ハンドルが破損したという報告がされています。
この時に、ハンドルの材質がデリケートな場合(角、骨、木、ビンテージブラシなど)、ハンドルから少し下がった位置で洗剤水の表面が来るようにします。つまり、ハンドルには洗剤水が浸らないようにします。
3.ひと晩放置する
シェービングソープで写真のように泡を立てて一晩放置し、乾燥させます。 ここでほとんどの脱臭が起こります。 繰り返しになりますが、ハンドルが壊れやすい可能性がある場合(角、骨、木、ビンテージ プラスチック、ベークライト、カタリンなど)、この手順には注意してください、ハンドルにダメージを与えそうな場合はハンドル部をビニール袋などでマスキングする必要があるかもしれません。 恐らく、それらの注意事項が必要な場合はブラシ購入時の説明書に記載されていると思います。
4.ブラシをすすぐ
翌日、シェービングブラシをすすぎます。そして1日ほど乾燥させてください。
ブラシを使用するとき
豚毛、アナグマ毛はブラシを使用する直前に10~15分ほど水に浸してから使用します。
毛に水分を吸い込ませ、柔らかくする効果と、ソープを余計に吸い込んでしまわないようにするためです。
またこの準備を行わないと、ソープの濃度調整がやりにくくなると自分は感じています。
ですので、最低シェービングを行う時に洗顔をすると思いますが、その前にシェービングカップに水を入れ、ブラシを浸しておくことをオススメします。
また1度使用したブラシは1日ほど乾燥して休ませると寿命が長くなると言われています。
ですので、毎日使用する場合はブラシが2本必要と言うことになります。
ただし、人口繊維ブラシはこの限りではなく、毎日でも使用できます。
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