海外のシェーバーコミュニティ『 BADGER&BLADE 』で、ボウルラザリング(ボウルを使用して泡を立てる方法)するときに上手く泡を立てる方法が掲載されていました。
うにぞうを含めて数年以上ラザリングを行っていると、自分のやりかたにある程度自身があると思います。ですが、この方法を自分なりにアレンジすること無く全く同じ方法でやってみた所、非常に良い泡が出来たのでご紹介します。
以下の方法はほとんどのシェービングソープに対応しますが、『 BADGER&BLADE 』では、グリセリン系はまた違った方法が掲載されています。残念ながらグリセリン系の記事は写真がリンクアウトしており、説明が解らなくなっています。グリセリン系は滅多に無いので入手できれば記事に追加したいと思います。 ※グリセリン系の見た目については記事最後に追記しています
泡立ての方法
1.ボウルにお湯を張り、ブラシを入れ、少なくとも数分間浸けます
2.石鹸の上にティースプーン1杯分の水を掛け、少なくとも数分間浸します
3.ブラシをボウルから取り出し、強く絞ります、同様に数回振ります
4.工程2でソープに張っていた水をシェービングボウルに入れます
5.軽度から中程度の圧力で、ブラシを円を描くように回し始めます。 渦巻き状に回しながら、ブラシを側面を含む全体も使用します。そうすると、石鹸の上とブラシにペーストが形成されます。ここで泡が出ると水が多すぎる事を意味します。もっと水分を切ってください。 注意したいのは、この工程では泡を作るのではなく、ペースト化した石鹸をブラシ全体に行き渡らせることです。 ブラシを回し続けていて、顕著な視覚的、感覚的な違いが生じるまで渦巻きを続けます。その違いとは、ブラシが石鹸の上をスムーズに通過するのではなく、引きずっているような感覚です。重く感じるような状態です。
6.ブラシの状態を見て毛が固まってますか? YES→完了 NO→回転させてロードを続けます
7.ボウルにブラシを移して泡立て開始
8.一度に数滴ずつ水を加えながら泡立てます。時々垂直方向にブラシを押し付けながら泡立てると空気と上手く混合して泡が立ちやすいです。
解説
いかがだったでしょうか?
うにぞうの場合、工程2はやってたんですが、水をそのまま捨ててました 工程5でソープ容器である程度泡を立ててからボウルで泡立てるという事をしていました。 考えたらおかしいですよね、それならボウルを使用する意味がないです。 ソープ容器の工程で必要なことは、あくまでペースト化した石鹸をブラシにロードすることであって、泡立て作業はボウルで行うということです。その点、この工程は理屈に叶ってると思います。 またこの工程であれば、フェイスラザリングも上手くいくと思います。うにぞうは普段クリームを使用しますが、今後ブログ記事作成のために色々試してみるつもりなのでとっても役に立ちました。
ウェットシェーバーの皆さんはそれぞれ自分のラザリングに自信がお有りだと思いますが、試しに上の方法もやってみてください。とても上手く行きます。 これはフォーラムの皆さんの叡智の結晶ですので、全部でなくても部分的に取り入れられる部分はあると思いますよ。
追記
グリセリン系シェービングソープ
普通のシェービングソープは獣脂や植物系油脂を使用して作られていますが、グリセリン系は化粧水の基礎成分であるグリセリンを使用しています。グリセリンが透明な素材ですので、基本的にはソープが透き通って透明に見えるのが特徴です。 もしかしたらわざと透明じゃ無くなるようにしてる製品もあるかも知れません。その場合は成分表で確認してください。
このようなゼリーのような色をしています、ただし石鹸なのでプルプルではないですが
こんにちは。
大変参考になりました。
私は2をやっていませんでしたので、粘度調整のための追加の水滴はいつもシビアになってしまってました。
この技さっそく使わせていただきます。
ありがとうございました😀
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