まず最初に買うアイテムとして最適なシェービングソープ・クリーム
※2023-09-15記事改稿
左:proraso シェービングクリーム ユーカリ・メンソール
右:proraso シェービングソープ ユーカリ・メンソール・センシティブ
ハンバーガーで言うとマクドナルド
コンビニで言うとセブンイレブン
そしてシェービングソープと言えばproraso 国内のwetshaverでもこのブランドが最初に買ったソープ、という方も多いのではないでしょうか。ちなみに自分はTalor of Old Bondstreetが最初でした。これもありがちなパターンです。
プロラソは1908年、化粧品会社として創業、1948年に社長であるルドルコ・マルテッリの息子であるピエロによりシェービング部門が創設されました。 1950年、ユーカリベースで抗炎症機能に優れたクリーム、現在のプロラソ・プレ&ポストシェーブクリームを発売しました。その後、2012年に成分を再配合、現在のカッコイイパッケージはこの頃に刷新されました。
クリームとソープ、同じ製品として発売されていますがこの二つには無視できない誤差があります。
容器が魅力的なソープはクリームに対して泡立ちが弱いです。また、ヒゲを剃っている間に乾燥して泡状の被膜のような状態になり干からびてしまう事があります。また、苦労して作った泡もクッション性が乏しく個人的には及第点以下の出来です。
ビギナーの頃、まだ他と比べるほど知識のない段階でこのソープを買ってしまうのはちょっと気の毒なのですが、もしこれを読んでいるあなたが両刃カミソリを始めたばかりでこれを選ぶとしたならクリームの方が無難です。
それとこの製品は容器の色によっても機能の違いを感じます。買うとすればグリーンかホワイトです。
ホワイトは抗炎症機能が目立ち、シェービング後のヒリヒリをかなり緩和します。滑りは並、保湿は期待できないですが、そのあたりはプレシェーブや化粧水でアシストすると考えると低価格なので良いと思います。
グリーンはメンソールが強調されており抗炎症機能はそこそこなのですが、人によっては爽快感で炎症が気にならなくなる効果があるかなと思います。これも滑りは並で保湿は結構劣ります。ローションでの保湿は必須です。
レッドは残念ながら上記の機能が控えめで加えて香りがあまり良いとは言えません。プロラソによるとサンダルウッドの香りとのこと。サンダルウッドの香りは欧米では人気がありますが、日本人には仏壇などの香りなので好まれるかどうかは微妙だし、サンダルウッドのソープ同士で比較しても、あまり良い香りとは言えない。レッドは選択肢から外しても後悔しないと思います。
個人的な話ですが現在このソープを使用するとしたら、ブログ記事用にみなさんが剃り味を想像しやすいように環境を合わせる為に使用する以外に無いと思います。最大の特徴は「安い」ということでそれ以外には無いし、良く言えば典型的な理髪店の香り、悪くいえばオッサン臭い香りがします。自分はスキンケアも重点を置くのでその観点から見てもこの製品は不合格です。シェービング後の突っ張りを感じるので何かしらのケアが必要となります。 ただこの価格帯の製品はどれを取っても一長一短あるので、その中で選ぶというのであればアリなのかも知れないとは思います。
初期の段階でシェービング石鹸というものがどんなものかを体験する目的で、それっぽいものといえばこれというのは解ります。多くを望まなければそこそこ使えます。ただこれを大絶賛する人も結構多く、シェービングとは、感受性の違いによって大きなバイアスがかかるものなのだと最初に学ぶ製品でもありました。
それと何度も「安い」と書きましたが果たしてそうだろうかとも思います。
プロラソの場合、石鹸タイプは論外なのでクリームで比較するのですが、個人的にはDR.HARRISのソープあたりが総合的に見て入手性も良いし機能も優秀で香りも下品ではなくオススメなのですが、これは2,500円(リフィールのみ)くらいします。
一見高そうに見えるのですが固形石鹸の場合毎日使っても恐らく半年くらい使えます。プロラソはクリームなので恐らく3ヶ月くらいで寿命が来ると思います。つまりプロラソだと2本分使えるので、それを考えると価格差はそんなに無くなります。プロラソも石鹸タイプは同じくらい使えはしますが機能的に全然駄目なので価格以前の問題となりますが・・・。
そう考えると結構損してると思います。というのはここで比較したDR.HARRICEは古いブランドですがかなり高性能だしオッサン臭くないしスキンケア関係も超優秀、どっちかあげるよと言われた瞬間DR.HARRICEを掻っ攫い、スキップで家に帰って行くくらい違います。
そんな想像やAmazon.jpレビューを見ての感想。「ほかを知らないと、それが最高に見える時がある」ってことです。これは替刃などでも言えるのですが、なんか哲学を感じてしまうのでした。
2023-09-20追記:
ボウルラザリングを行う時、水を数滴加えると思いますが、それをいつもの半分くらいにしてみました。恐らく動画などで見られる泡より硬めの状態で作りました。そうしたところ泡の厚みが増しクッション性が豊かになりシェービングが改善しました。使用したクリームの量はアーモンドひと粒くらいでした。
香りや保湿性能は同じでしたがシェービング時、アグレッシブ系替刃でのクッション性が良かったので追記しておきます。
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