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WILKINSON SWORDレビュー

更新日:5 日前


WILKINSON SWORD
WILKINSON SWORD

 ここの所、マイルド刃ばかりだったので切れ味重視の方向の替刃もテストしてみることにしました。

 今回はWILKINSON SWORD、こちらも好評の替刃です。この刃は製造国がドイツ製、ロシア刃ばかり買っていたうにぞうはこの先替刃の補充がままらないかも知れない為、この刃には興味あります。


 今回のセットは下のようになりました。


art of shaving

holder: Merkur 33c(head), Maggard RazorsMR12(handle)

blade: WILKINSON SWORD

soap: Art of shaving Lavender (sales are over)

brush: DSC synthetic 26mm

shaving bowl: 無印良品


 今回ホルダーは切れ味に任せて少ないパスでシェービング出来るように、ややアグレッシブ寄りのヘッドを選択しました。ヘッドはメルクールですが33Cのヘッドにウェイトを載せるためにマガードのホルダーにしました。この組み合わだと34Cに近くなるのです。通常はタッチアップ用に33Cを使っているのですがメインで使用します。

 あとart of shavingのソープの未使用品が見つかったので使用します。リフィールだけでも5千円近くする結構贅沢な代物です。なんで未使用だったのか謎。art of shavingを使ってる人は国内のブログを見ても殆どいないのですが、スキンケアには非常に良い品なのでうにぞうが好きなメーカーです。




レビュー初日

 

 写真に撮り忘れましたが、いつものようにプレシェーブを行い、ソープを塗ります。スターリング程厚みが出ないソープですがこれって獣脂を使っているか、植物系とかで違いが出ます。替刃によって使い分けます。今回はそこまで考慮しないで単純に引っ張り出しただけですけど。

 

 この替え刃、すっごく良く切れますね。初日を見た限りでは肌への負担もそこまで無い模様。ホルダーの重みと連動して全く抵抗なくゾリゾリ言いながら剃れます。

 今までマイルドばかり使用していたので切れ方が気持ちいいです。感覚的にはアストラと同等かちょい切れる感じがします。だけど肌への当たりはこっちが少ない気がします。

 調べてみたらPTFEコーティング、つまりテフロンコーティングがしてあるみたいです。

 なるほど滑らかなわけですね。しかし、テフロンコーティングは剥がれて行くのでこの状態が何日維持できるか観察したいと思います。同じくテフロンコーティングのVoskhodは初日だけ滑らかで2日目からはあまりその滑らかさが維持できていなかった記憶があります。それでもなかなか良い刃ですけどね。

 でも最近希少となったロシア刃と比較してこっちはConnaught Shavingで10枚368円です。2日で交換してもひと月500円程度なので十分使い勝手が良い気もしますね。それならばテフロンコーティングも維持できるんじゃないかと思います。

 自分はテフロンコーティングされた替刃が初めてではないので「ああ、あんな感じかぁ」でしたが、Voskhodを使ったことない人はその滑らかさに驚くと思います。とにかく切れるくせにスルスル滑ります。それに肌への負担も少なめなのでホルダーを工夫して組み合わせればとても使いやすい替刃だと思います。

 Voskhodを大量に持ってるのでそっちの消費が先だけど、WILKINSON SWORDは良い刃です。どんどん交換していくのが問題なければ2~3日でローテーションすると、他には無い快適さが得られると思いました。

 

 初日はかなり優秀さを感じました。テフロンコーティングの効果が何日保つのか期待したいと思います。


 あとソープですが、そんなにキツくないラベンダーの香りでとても癒やされるアフターシェーブになりました。残念ながら調べたら販売終了なのでバーム買っとけばよかったと少し残念に思いました。




2日目

 

holder: Muhle R89 Twist

blade: WILKINSON SWORD

soap: Taconic Shave Lavender&Lime

brush: DSC synthetic 26mm

preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap

after-shave: Taconic Shave Uncented balm

 今日のセットはミューレR89です。マイルドホルダーとの相性を見てみます。

 ソープはTaconic Shaveの液状シェービングソープと無香料バームです。TaconicShaveは海外のコミィニティで評価が良く、Amazon.jpでも買えるのですが誰もレビューしてないし、日本では知名度もあるとは言えません。ですがプロラソ並みに泡立てやすいし第一に香りが良い。自分が持っているのはラベンダー&ライムです。プレシェーブのライムと喧嘩しないのでとってもいい香りがします。容器のポンプが使いにくいのが難点ですがソープの性能は優秀なので、夏の暑い日に爽快な気分で剃りたいときはこれを使用します。柑橘系の化粧品は良くありますがこれは上品で好きなのです。アフターシェーブ・バームは無香料とありますが微かにライムの香りがしますがすぐに飛ぶので汎用性があります。こちらもかなり優秀なアフターシェーブ・バームです。自分はソープを買う時、大抵アフターシェーブも同時購入するのですが、それはある意味無駄な部分が多いので、一つだけで済ませたい場合はこのブランドはいいと思います。


 さてウィルキンソンの二日目。

 マイルドホルダーで剃りましたが滑らかさはまだ維持してます。相変わらずゾリゾリ行けて肌への負担も軽いです。この組み合わせもいいです。ホルダーのお陰で昨日より更に肌への負担が減りました。昨日より肌の状態がいいです。この組み合わせはかなりいい。

 このアフターシェーブ・バームはかなり優秀で抗炎症が効果があります。なので昨日よりも更に爽快感が増しました。香りも強くは無いのですが、良いところだけ残って微かに香るのですごく気持ちいいです。

 う~ん、この組み合わせはクセになりそうです。

 自分は特に敏感肌ではないので多少アグレッシブな刃を使ってもスキンケアさえちゃんとすれば経過は良いです。加えて刃の切れが良い分効率が上がり、少ないパスでシェービングが済みます。

 なので切れる上に滑らかなこの替刃は合ってる気がします。

 この刃は二日目も変わらず良い仕事をしてくれました。

 アストラやGillette7O'clockは切れ味は良いのですが滑らかさというものは並です。アストラは良い刃だと思いますが、今ひとつ定番替刃に届かず、マイルドを探していたのはその為だったんですよね。

 これはある意味自分の希望通りの剃れ味でした。あとはVoskhodと比較してどっちが自分に合っているか?というところですね。

 あと今回のように、ソープやプレ・アフターシェーブ化粧品がシェービング後をアシストしてくれる場合もあるので、組み合わせは無限と言ってもいいでしょう。自分も今日、この組み合わせが発見できたことはかなり嬉しいです。発見するのがやや遅かったですが、夏はこの組み合わせで行こうかな?などと思いました。




3日目

 

holder: Edwin jagger DE89L

blade: WILKINSON SWORD

soap: Proraso shaving cream refresh

brush: The Traditional Shaving Co. 3band-badger 26mm

preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap

after-shave: Taconic Shave Uncented balm

 3日目です。  wetshaverの良くある組み合わせ、プロラソのソープにエドウィンジャガーDE89を使用してみました。

 DE89Lの特徴はミューレR89とほぼ同じなのでテストにはちょうど良いかと。ちなみにこのDE89Lのハンドルはローレット刻みが無いので人によっては持ちにくいと言われてます。自分は慣れてしまったのでそうでもないですが、確かに保持するときにちょっとしたコツが必要です。小指でハンドルの底を支えると上手くいきます。

 プロラソ・シェービングソープは両刃カミソリ使いの方には最も人気があるのではないでしょうか。アナグマブラシで泡立てしてボウルラザリングで剃ることにします。

 シェービングボウルは美濃焼の器です。Amazon.jpで買いました。器の内側の模様が凸凹になっており、陶器の肌面もザラザラなので泡立てがしやすいです。価格も安いのでシェービングショップで売ってるのよりも実は使いやすいんじゃないかと自分では思っていたりします。ショップで売ってるシェービングボウルってデザインはイマイチだし機能的にも優秀な訳でもないのに高価だったりします。パーカーとかミューレとかブランドロゴが入っているので欲しくなったりしますが、使ってみると器の直径が小さいので却って使いにくかったり、まあ大したことないです。日本は陶器が豊富なのでそっちで探すに限ります。これもまた沼要素あるので楽しかったりします。

 Taconic・アフターシェーブバームは昨日、具合が良かったので引き続き使ってみます。

 

 スムーズさ、失われていないです。Voskhodよりテフロン長持ちする気がします。切れ味はやや丸くなりましたが実使用にはまだ不都合はありません。というか3日目が一番具合がいい感じです。

 うーん、なんかプロラソもタコニックも抗炎症性能がいいので全く不快感がない。この組み合わせだとWILKINSON SWORD化けますね。剃り残しも無いし爽快感の塊。バームでプロラソの香りを取り除いたのか、おまけにいい香りがします。なんかこれはこれで完成した組み合わせのような気がしてきました。

 とにかく素直に良く切れる替刃です。引っかからない、そして滑らか。工業製品としての安定さも感じるし、ミューレ系ヘッドとも相性よし。文句が出ないです。

 今の所自分の中ではベスト・ワンです。定番入り決定。Voskhodの在庫どうしようか?またしてもやってしまった感じがします。もう絶対100枚単位で買い物とかしない涙

 刃とは関係ないけど、肌が少し突っ張るような気がする。プロラソ洗浄力のせいかな?昨日の組み合わせだと無かったけど・・・。Taconicのローションも導入を検討しよう。これマジで凄いバームです。

 この替刃ってこれ以上アグレッシブにすると肌への負担になるのでギリギリで攻めている印象。こういう刃が欲しかったんですよね。このホルダーで剃った印象ですけど。

 これがややアグレッシブホルダーだとどうなるか?明日はGilletteSuperspeedでやってみるかな?今日の時点で剃れ味には満足なのであくまでおまけ実験になっちゃうけど。

 それはともかく、ロシアから替刃の工場が続々移転している(アストラは中国に移って生産開始したらしいです。旧刃が欲しい人は今のうちにどうぞ。)のでどうしようかと思ってたけど明るい展望が見えました。思いの外テフロンコートの寿命が長いのでこれは良いです。なにやら3層構造のコーティングが施されてあるらしく、Voskhodのコーティングとはまた違う性質のようです。

 見た目では見分けがつかないですが、なんでこんなに替刃って性質が違うのか?本当に不思議です。

  

 

4日目

 

holder: Gillette Superspeed

blade: WILKINSON SWORD

soap: Taconic Shave Shaving cream Lavender&Lime

brush: Razorock Synthetic 26mm

preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap

after-shave: Taconic Shave Uncented balm

 昨日シェービング後に肌の突っ張りが続いたのでソープをタコニックに戻しました。やはりプロラソはアーチザンとは違い保湿力が弱いですね。シェービング後、バームは使用していましたが化粧水も必須のようです。今後気をつけることにします。ただし炎症は封殺されていたのか、その手の不快感はありませんでした。

 そこで今回はややホルダーをアグレッシブ方法に修正すべくGilletteSuperspeedに変えました。メルクール34CよりもややマイルドですがミューレR89などと比べるとアグレッシブです。普通に考えると替刃に活が入り、切れ味マシマシになると予想されます。


 さてシェービングしてみました。

 ホルダーはややアグレッシブ方向にシフトしましたが4日目の刃ということで切れすぎるということはなかったです。やや切れ味が鈍って来た印象がありました。ただスムーズさは残っており、刃が肌へ当たる感覚は増しているのですが、肌への負担は感じなかったです。シェービング後のヒリヒリも無く上出来でした。

 自分的にはこのあたりで交換したいなと思いました。初日の滑らかなのに何故かスルスル切れる印象は無くなりました。ちなみに剃れ味としては、アグレッシブホルダーに変えた分、より深剃りが出来たようでツルツルになりました。本来は肌の負担になるのでそこまで徹底して深追いしないのですが、この替え刃の場合はそこまでやってもさほど負担になった印象はないです。

 もっと早くテフロンコートが使い物にならなくなることを予想していたので思ったよりも使えました。価格も考えると3日使えるのですからいいんじゃないかなと思います。  滑らかさがこれ程持続する替刃はあまり無いと思います。現在の所、自分の定番品の有力候補です。下ろしたての替刃のあのスルスル滑らかに切れていく感覚はクセになりそうです。

 今後Voskhod比較してみて違いを見たいと思います。Voskhodのレビューは既に書きましたが、時間が経過しているので久しぶりに使用してみて、この替え刃との比較も書いてみることにします。


 今回試してみて、ある意味万能な替刃という印象を受けました。

 今まではアストラがその位置にあったのですが、生産工場が中国に移転したのでこの先品質がどうなるかわかりません。ならば次の候補としてはWILKINSON SWORDがいんじゃないかと思っているところです。

 切れ味はそんなに変わらず、滑らかなのでむしろこっちが優れている印象も受けます。入手性も悪くないので新基準にしてもいいかなと。

 敢えて欠点を挙げるなら、もう少し切れ味が鋭い時期が持続すればとも思いますが、価格が手頃なので回数でカバーすれば良いだけなので大きな欠点とも言えません。その程度です。


 この数日はとても爽快なシェービングだったのでとても楽しかったです。

 次の替刃にまた期待したいと思います。


閲覧数:717回2件のコメント

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2 Comments


Guest
5日前

タイトルがWI“N”KINSON SWORDになってますよ……

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うにぞう(げんげん)
うにぞう(げんげん)
5日前
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ありがとうございます。修正いたしました。

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