大人気のGillette ASTRA SUPERIOR PLATINUMですが、通販サイトではもうひとつ青のパッケージのSUPERIOR PLATINUMという似たようなパッケージを見かけることがあります。
この2つの違いはどんな感じなのでしょうか?
仕様ではSUPERIOR STAINLESSはステンレス、ASTRA SUPERIOR PLATINUMはプラチナコーティング付きだとあります。
”切れ味測定機”の平均数値ではSUPERIOR STAINLESSが40、SUPERIOR PLATINUMが46です。SUPERIOR STAINLESSの方が切れ味が鋭いことになりますが、その他の印象はどうでしょうか?
RAZOR BLADE CLUBでは価格はどちらも100枚で10.99ユーロ、1,800円くらいです。
今回テストするのはSUPERIOR STAINLESSはインド製、ASTRA SUPERIOR PLATINUMはロシア製です。
ASTRA SUPERIOR PLATINUMについては、ロシア製もインド製も同等の切れ味という感想が多いので、同等とみなしてテストしたいとおもいます。SUPERIOR STAINLESSは最近購入したインド製なので、現時点でGillette ASTRAはロシアでの生産を止めていますので、普通に入手できるタイプということになります。
比較方法
全く同じ両刃カミソリが2つあれば便利なのですが、手持ちが無いので今回はGillette Superspeedで替刃を交換しながら剃ります。OTTヘッドなので割と手軽に替え刃を交換できるためです。
顔の半分をASTRA SUPERIOR PLATINUM(以下ASTRA緑)、もう半分をSUPERIOR STAINLESS(以下ASTRA青)という感じで剃ってみます。
1回目 ほぼ同じ
シェービング場所:洗面所
両刃カミソリ:Gillette Superspeed
プレシェーブ:MASTRO MICHE' プレシェーブ
ソープ:PRORASSO GREEN
わずかに青の方が切れますね。
ミディアム寄りのマイルドヘッドでどちらも良好な切れ味を感じますが、青の方が少し切れるような印象です。人気があるだけに緑も特に不満を感じるものではないです。
ですがヒゲの太いうにぞうの場合、青の方がより好ましいです。
ヒゲの太さが然程でもない場合は緑でも十分に切れる印象です。
ASTRAはお買い得な価格な替刃であることを考えると人気があるのも納得です。
どちらもとても好印象です。
強引に難点を挙げるとすれば、両方とももう少し滑らかさが欲しいと感じるところですが、剃れ方が比較的スムーズなのでそれも問題にならないのかなと思います。
切れ味以外はとてもよく似ているふたつです。
ASTRAは「最初の替刃」としてよく選ばれるブランドだし、比較対象の基準としてもスタンダードな替え刃ですが、たしかに平均点以上の切れ味です。
青を選ぶ理由としては、「もう少し切れ味がほしい」と感じる場合はこっちのほうが良いでしょう。
一般的には緑がよく売れているようですが、青も試してみる価値があると思います。これは使ってみないとどっちが自分の好みに合うのかそれぞれ違うと思います。
少なくとも、青が劣っているとも感じませんし自分には青がむしろ合うような印象でした。
理由としては使用している両刃カミソリがマイルドだけではないというところだと思います。恐らく、ミューレR89やエドウィンジャガーDE89などでは緑の方が適性が良いのでしょう。それ以外の両刃カミソリを使用しているユーザーの場合は両方確認してみるのもいいと思います。
2回目 明確に差が出ました
シェービング場所:洗面所
替刃:SUPERIOR STAINLESS 単独
両刃カミソリ:EDWINJAGGER DE89L
プレシェーブ:MASTRO MICHE' プレシェーブ
ソープ:Asylum Levante
剃れ味測定機での測定結果だと2回目以降に大きく数値が変わるので2回目を試用してみます。
今回はEDWINJAGGER DE89LでSUPERIOR STAINLESSのみ装着してシェービングしてみました。
結果、ロシア系キレッキレ替刃な剃れ味になりました。
緑のASTRAならば、2回目からは少し丸くなった穏やかな切れ味で安定する感じなのですが、SUPERIOR STAINLESSは鋭さが増しますね。スムーズさはどちらも変化ありません。
切れ味測定機の数値でいうと2回め以降はWINKINSON SWORDとそんなに変わらないようです。
確かにそんな感じです。滑らかさはWINKINSON SWORDな気もしますが、これはかなり切れる。ゾリゾリ剃れました。マイルドホルダーで切れ味が欲しい場合の選択肢に入れていいと思います。
思うに、ASTRA SUPERIOR PLATINUMはスチール鋼にプラチナコーティングしてるので初回以降は切れすぎず、切れなさすぎず、丁度いい塩梅で落ち着くのに対し、ステンレス鋼であるSUPERIOR STAINLESSは鋭さを保ったまま安定する指向のようです。一般的にはステンレス鋼は耐久性がある替刃が多いので、青もその性格を持っているような印象です。と言うか2回目から切れ味が上がりました。
固定観念で今まで緑ばっかり買ってましたが、どっちもアリですね。マイルドホルダーでこの切れ味だったらかなり鋭いと感じるのではないかと思います。
緑と青、この2種類を置いとけば多方面な剃れ味を楽しめそうです。
総評
ブランド名が同じだし、緑が有名なので青も同様だと考えてましたが、大きく傾向が違いました。
もうこれ、名前変えてもいいよね?レベルでした。
切れ味測定機の平均値を見てもらえばわかるように、緑よりも「もう一段アップした切れ味」です。
ヒゲの太い人には好かれるんじゃないかと思います。
個人的には緑は「あと一歩」な切れ味だったので、最初からこっち買えばよかったと思ってます。
RAZOR BLADE CLUBでは同じ値段で販売されているので試しやすい価格で売ってます。必ずしも緑を扱っている店が青も置いているとは限りませんが、多分同様の価格ですので試してみる価値はあると思いました。
いつも参考になる記事ありがとうございます。勉強になります。コスパの点からドルコST300とアストラ・ステンレスのどちらにするか迷っているのですが、長期的に使うとしたら(100枚パックで購入予定)、どちらの方がお勧めでしょうか?それとも、もう少し安いTreet dura sharpの方がよいでしょうか?