OMEGA S10065 人工繊維ブラシ
- うにぞう(げんげん)
- 4 日前
- 読了時間: 4分
オメガの600円台で買える人工繊維シェービングブラシ
人工繊維ブラシは今や主流ですね。
ブレークイン要らずで乾燥も早い、フィーリングも高級品となればアナグマ毛に引けを取りませんし、硬さも様々でとても使いやすく、自分も持ってる半分くらいは人工繊維のブラシです。
ただそれに伴って最近リリースされた製品はどれも価格が上がり気味。人工繊維=安いというイメージがあったのですが、それも過去の話になりつつあります。
そんな中で未だに安価で販売されているオメガ65シリーズを敢えて購入してみました。600円台というプライスは送料を含めても中国製のブラシより安く買えます。これが使い物になるのなら願ってもないことです。
コナートシェービングで購入してテストしてみました。

OMEGA S10065 blush 仕様
価格 £4.00 (Connaught Shaving) Knot 24mm Loft 54mm ハンドル径37mm ハンドル長さ50mm 重量43.5g ハンドル材質ABS、色 レッド・ブルー
豚毛に近いコシのある白系の人工繊維ブラシです。
オメガの人気豚毛の48proシリーズなどと比較すると随分小振りです。これは人によるかもしれませんが、自分は大振りなハンドルが苦手で持ちにくいと感じています。
それと比較するとS65は持ちやすくコレくらいがちょうどいいなと感じます。
S65ブラシレビュー
ブレークイン不要ですので早速使えるわけですが、一応食器用洗剤で洗ってから使用しています。
ブラシのコシ硬さとしては豚毛に近いですが、毛先は柔らかいのでふわふわ感は豚毛よりもこっちがいいです。コシはちゃんとあるので泡を作るのに造作ないです。固形ブラシでも支障なく掬えて人工繊維独特の泡立ちの良さがありますね。
普通はフェイスラザリングでシェービングしますが、今回はボウルで泡立ててみました。

固形ソープでも難なく泡が立ちました。人工繊維ブラシですから当然と思われます。
さてシェービングですが、このブラシ、他の人工繊維ブラシと違ってクセがありました。よくある人工繊維ブラシは毛先が触れると勝手に穂先が広がるのですが、このブラシは毛先半分くらい押し付ける感覚でぐりぐりしないと毛先が広がらないようです。それを念頭に置いてラザリングしていけばあとは他のブラシ同様泡立てには不都合はなかったです。以前買った中国製500円ブラシと比較してチクチクするような刺激もなく、普通に豚毛のブラシで泡立てている感覚でした。 ABSのハンドルは持ちやすい大きさです。小振りの卵ひとつ分を持っているような大きさ。小振りのブラシなので重たいというような印象もなかったです。押し付け気味に使用する以外は普通に使える感覚でした。
出来上がった泡も他の人工繊維ブラシと違いなく、少量の水で泡立てることが出来るところも違和感なし。
総評
ブラシも高級品メーカーがあって、1万円とか2万円とかするものもあります。アナグマ毛なんかは、最低でも7千円以上しないと実用に耐えられないじゃないかというイメージです。
中国製のちゃんとした人工繊維ブラシも最近は2、3千円くらいしますし、それを考えると全然普通に使用できて安いですね。軽量なので旅行、出張用にしてもいいかもしれません。
OMEGA S10065 と同系統で10065という豚毛のバージョンがあります。こちらはknot径が23mmなのですが同時に買ってみました。価格は同じでした。 使い込んでいくと10065のほうが育ってくるので自分の好きな感触になりそうな気配があります。豚毛のほうはしばらく使い込んでからブログにしてみるつもりです。S10065は豚毛と違いすぐに使える点がいいですね。
結論としてknot径が太いのが好きか、細めのほうがいいか、そこで意見が別れると思います。 人工繊維は太いknotの製品が多いので、細いknotだとダメなのかなと思っていたのですが、今回確かめた限りではそんなこともなかったです。 knotが細い分、いくらか乾燥が早くなるとか、そういう利点がありそうですが、まあ元々人工繊維ブラシは乾燥が早いので一晩置けばどちらも乾燥できるものなので誤差の範囲でしょう。
ハンドルのデザインがかっこいいとか、アナグマ毛のブラシじゃないとダメとか、最近は割と気にしなくなってきて、実用に足る製品だったら問題なくなってきた自分としては、これから常用ブラシに加わると思ってます。
価格も安価なので細いknotを試してみたい方には丁度いいんじゃないかと思いました。
Commentaires