アナグマとイノシシ毛の混合ブラシ
以前から気になっていたブラシを購入しました。 SOC-C5 Finest Mixtureはアナグマとイノシシの毛を混合したブラシです。 ブラシメーカーごとにミックスヘアのブラシは時々見かけるのですが、このセモグはSOCシリーズになっています。セモグのSOCといえばハズレが無いくらいに品質の良いシリーズを出し続けています。 混合ブラシなのにSOC・・・気になってました。
幸いコナートシェービング売ってたので送料も安く、割安に購入することが出来ました(価格・£43.5)。
箱から出してみるとハンドルの造形が素晴らしい。最近はレジンハンドルが主流ですが、ウッドもいいです。こんなキレイなチェリーウッドのハンドルを見るとハンドルだけどっかで探して来たくなります。
ノットは24mm、ロフトは52mmで最近購入した中では小ぶりですが、セモグはファン型のブラシなので使い込んで行くにつれて、花が開いたようにブラシの先端が広がります。なので最初はこんなもんですが使用に不便は感じなくなると思います。
レビュー
ブレークイン1回でおおよそ獣臭が抜けたので試用してみました。
セオリー通り数分ぬるま湯に漬けて毛に水分を含ませ、いざローディング。
さすがイノシシ毛が入っているだけに泡立ちは抜群に良いです。トリプルミルドの固形ソープからガンガン石鹸をすくい取ることができます。ボウルで泡立てていくとすぐに適当な状態に。
そしてラザリング・・・・
「おお、これは・・・」っという声が出ました。
正直な話、うにぞうはそこまでアナグマ毛の支持者では無いです。理由はコシが足りないと常に思っていたからです。イノシシ毛から入門したせいですかね、未だに顔でガシガシ泡だて出来るイノシシ毛の方が使いやすいと思っています。 ですがアナグマの肌触りの良さは認めるところです。 あれをイノシシ毛で再現しようとすると、数年使い込んで、すべての毛が枝毛状態にならないと再現できません。手持ちのブラシでもそこまで行ってるブラシは10本くらいありますが1~2本です。 ですがSOC-C5 Finest Mixture、その状態がイキナリやって来ました。 これ、スゴイです。間違いなくSOCです。確かにアナグマの感覚があるのにコシがはっきりしてます。
泡はガンガン立つし、まだ半分ですがアナグマのサラサラ感もある、ここに成長したイノシシの感触が加わっていくんだと思うとおろしたてのフィーリングとしては抜群に良いです。 ハンドルの形状も安定のセモグデザインで持ちやすい。
豚毛が半分くらいは混ざっているから、ここから成長していくと考えられます。
そう考えるとこの先どうなるんでしょうか?楽しみで仕方ないです。
超大当たり
最近は人工繊維でいいものがあって、すっかりそっちで揃えようかと思ってたうにぞうですが、強烈な一撃を浴びた気分です。これいいです。
ハンドルがチェリーウッドってのもいいですね。使い込んでいくと風合いが出るでしょう。シールじゃなくってロゴも刻印だから剥がれてどっか行っちゃうこともないし。
セモグによると、イノシシ毛にもグレードがあるそうです。もちろんSOCは最上のイノシシ毛を使用していますってことでした。 SOCで全部イノシシ毛の製品もあるんですよね。アナグマ毛もあるけど。
そっちも気になるなぁ。
不思議なことに海外でこのブラシの話題は見ないんですよね。 イロモノ扱いなんでしょうか? まあ、ブレークインしたり乾燥時間が必要とか、色々邪魔くさいには違いないですけどね。値段もそこそこするし。「最初の1本」としては不適なのはそうでしょうね。
話題にならなってことは人気がないってことだろうし、もう1本、予備で買っておくかなぁとか思ってます。
私もコナートさんで購入しました。これ最高ですね。最初は少しチクチクしますが使っていく内にボアのコシの良さとバジャーの肌あたりの良さの融合で気に入り過ぎてこればかり使ってます。
これを使った後に他のブラシを使うと良いんだけど何か物足りなさを感じてしまうほどでした。
以前から背景させていただいています。
まさに自分もコナートシェービングでレジンハンドルのSOC ボアーブラシを購入して買い増しをしようか悩んでいたので、レビューとてもありがたかったです。アナグマの柔らかさが少し気になっていたので、Mixはお互いの良さが出てそうですね。