holder: meukur33C head + MaggerdRazorsMR12 Holder
blade: Treet PLUTINUM
soap: PRORASO shaving cream fresh (Green)
brush: Trudisional Shaving Co. 2Band-Badger 24mm
preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap
after-shave: 国内製アロエ化粧水
今回入手したサンプル替え刃21種の中にテフロンコーティングされた替刃がいくつかあります。
貝印、Voskhod、WILKINSON SWORDなど、肌への負担が少なくどれにしても良好でした。
残っているサンプルでテフロンコーティングされているのはBIG、Treetの3枚です。
TreetはPLUTINUMとDURA SHARPが手元にあり、どちらもテフロンコーティングされているので、まずはPLUTINUMから試用してみようと思います。
Treet PLUTINUMはパキスタン製の替刃です。
両刃カミソリの替刃は発展途上国だからといって必ずしも悪いものばかりでもないです。先日使用したDORCOなどはベトナム産でしたが、個人的にはかなり気に入りました。
そんな訳でTreetについても使ってみるまでは解らないと考えます。
初日
今回はプロラソのソープとメルクール34C相当のホルダー、アナグマ毛ブラシ、アフターシェーブローションは国内で普通に売っている化粧水を使用します。プレシェーブはやらない人もいますが、整肌に不可欠と考えますので何かしらの準備をしておくことを勧めています。
肌の弱い方は特にシェービング前に準備したほうが良いと思います。
【使用感】
正直期待はしていなかったのですがなかなか、テフロンの特性を生かし肌に優しい刃に仕上げている替刃ですね。
KAIやWILKINSONよりは切れ味は劣ると思います。マイルド刃です。
ですが肌への優しさはこっちが上と思います。また、ストロークを多めにしても大丈夫そうなのでキチンと剃ることは出来そうです。ただマイルドホルダーと組み合わせるとあまり切れないと判断されるかもしれません。ホルダーはミディアム以上の攻撃性のホルダーが良さそうです。
それと、自分はプレシェーブをしてからでヒゲソリします。プレシェーブしない人は刃が引っかかるかもしれないですね。
シェービング後は肌がホットになる感覚も、ヒリヒリ感も皆無でした。これはこれで良い替刃と思えます。
少なくとも、肌に優しいと言われているPERSONAあたりよりもこちらの方が好印象に感じます。余り太くないヒゲの場合はこの位の切れ味のほうがうまくいきそうな感じです。切れ味を調整できるホルダーを持っている方は調整したら上手い具合に働くと思いました。
良くある替え刃の選択として、WILKINSONがちょっと肌に来ると思うならTreet、切れ味がもう少し欲しいと思えばGillette PlutinumかVOSKHODという感じです。テフロン刃で、このレビューにおいて試した限りでは
Treet < WILKINSON < KAI <Gillete Plutinum< VOSKHODとなります。こうやって自分リストを作っておくと便利そうですね。
2日目
holder: JiFLI Razor holder Alminium
blade: Treet PLUTINUM
soap: PRORASO shaving cream fresh (Green)
brush: Semogue 1305 22mm
preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap
after-shave: 国内製アロエ化粧水
超アグレッシブホルダーの中国製JiFLIで剃りました。決して「切れる」部類ではないこの替え刃、ですが肌への当たりはとてもいいのでアグレッシブホルダーと組合せたら上手く行きそうな気がしました。
結果、思った通り切れ味が増し、これはアグレッシブと最高の組合せなんじゃないかと思うくらい上手くいきました。アグレッシブ系ホルダーは切れ味は申し分無いですが何しろ肌への負担が半端ない、自分はアルコール系の化粧品でシェービング後を誤魔化したりしないのでヒリヒリが凄いのです。
ですがTreet替刃の肌への優しさがここで力を発揮しました。アグレッシブ系のゾリゾリガリガリ剃れていく感じはそのままに、肌への負担を軽減することに成功しました。もちろんお肌ツルツルの仕上がり、文句なし。
シェービング後はホットとも言えない違和感で収まり超合格、特に抗炎症機能の無い化粧水でも良好でした。
それにしても剃ってる時もガリガリ行くのですごく楽しい、やっとJiFLI用の替刃を見つけました。
正直ノーマークの替刃でしたがアグレッシブ系へ振るほど力を発揮する替刃というのもあるものなのですね。スラント、アグレッシブ系、オープンコーム系の替刃にはTreetはオススメです。
また、パキスタン舐めるなともお伝えしたいと思います。 冒頭にも書きましたがジレットのカートリッジ式とかブラウンあたりの電動シャーバーは高額です。発展途上国の人たちはこんな高い物買ってるでしょうか?だとしたら両刃カミソリ使ってる可能性は高いと思うのです。そんな中で発売されている発展途上国産の替刃もなかなか洗練されているのでは?と自分は思っていました。まあ、先進国が本気出せばそれはそれでいいのが出来ると思いますが、シェアが低いのでそこまでメーカーは多くないです。
今回それを裏付ける替刃を見つけました。パキスタングッジョブです。
今まで切れる替刃で肌に優しいものを探していましたが、こういう考え方もあるのだと目から鱗です。
ロシア替刃の入手性が怪しくなってきたこの頃、自分にとっては頼もしい替刃の登場がとても嬉しいです。
3日目
holder: Muhle R89 Twist
blade: Treet PLUTINUM
soap: PRORASO shaving cream fresh (Green)
brush: Truditinal Shaving Co. 3band Badger 24mm
preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap
after-shave: 国内製アロエ化粧水
Treetのマイルドな切れ味からして、マイルドホルダーでは切れないかもしれないと思いつつも、一応はやっておく必要があると思い、今回はミューレホルダーで剃ってみました。
プレシェーブはいつものようにしっかりと行ない、ヒゲに充分に水分を与え、スムーズに刃が滑るようにしています。
シェービングを開始、とりあえず刃が引っかかって止まるようなことにはならなかったので、ストロークの速度を落としました。普通は「シャ、シャ」と剃るとしたら、今回は「シャーーーーー」って感じで、ヘッドを動かす速度をいつもの半分以下に落としています。ヒゲがヘッドのセーフティーバーを通過して、立ち上がるまでは若干時間のズレがあるので、切れ味の弱い替刃の場合、こっちのほうが上手くいくという経験則からです。普通はそんなの関係なしに全てをなぎ倒していく刃が多いのですが、Treetはかなりマイルドなのでこの方法でやりました。
そして3パス目も多用しました。
普通は2パス目でだいたい決着が付くのですが、この刃だとパス目、つまり逆剃りも多くなってしまいます。自分は3パスだろうが2パスだろうがあまり拘ってないですが、3パスシェービングを嫌う人もいますね。ここはホルダーとか替刃のバランスのような気もします。アグレッシブ系ホルダーだと普通に2パスで行けました。
外出しても問題ないくらいには剃れています。深剃りに拘りが無い自分にはこれで充分、肌への負担を考えると最も良い結果が得られました。
低刺激なのでパスを若干多用しても許容してくれるので、ある意味使いやすい刃じゃないかと思います。敏感肌の人にも向いていると思います。
ただ剃る時間はいつもよりゆっくり剃りましたのでその分時間がかかってます。
正直かなり気に入っています。切れ味をホルダーでコントロールできるというところが面白いです。
普通なら「切れない」と判断されるかも知れませんが、肌に優しい特性を利用してホルダーの攻撃性でコントロールするというのが楽しいです。
寿命も、少なくとも3日使えましたので1箱1ヶ月使えると言うなら上々だと思います。Razor Blade Clubで10枚入り285円です。
そこまで期待していた訳ではなかったのですが、何処に伏兵が潜んでいるか解りません。為になります。
個人的には在庫することにしました。テストするにしても常用するにしても使い勝手がいいし、肌が疲れている時も使えそうですし何よりアグレッシブ系ホルダーと相性がいい。
自分のように趣味でホルダーを複数持つ場合、替刃のブランドもいくつか用意したほうがいいんだなと実感できました。
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