保湿に優れたレトロなソープ
生産国:イギリス 価格:Shave Laungeで£20.95(陶器ケースつき)リフィールのみ£6.95 125g入
ソープブランドがソープとセットで発売している木製や陶器製の専用ケースは結構な値段がする。
ソープのみ欲しい場合は、リフィールのみを購入して寸法が合うケースを探したほうが安くつく。
普段は自分もそのような買い方をしているが、このミッチェルの陶器製ソープケースは
ケースのデザインに一目惚れしたのでケースごと購入した。
ミッチェルのソープやDr.HARRICEのソープは獣脂原料のソープとして知られている。
書いて字の如くベースになっている石鹸の油脂が動物性だということだ。
ミッチェルは羊の獣脂が原料となっている。 最近ではPRORASSOのように化学合成の油脂を使用する場合も多いが、
昔のシェービングソープは獣脂や植物性油脂が使われていた。
こういった原料を使用しているソープは劣化するので開封後はなるべく早く使い切る方が良い。
私が獣脂のソープを使用する理由は植物性や化学合成油脂と比較して保湿に優れるためである。
冬季など、肌が極端に乾燥する時期は獣脂ソープを利用している。
シェービング後の肌がしっとり仕上がるためである。
ミッチェルのソープの場合は香りはそんなに強い方では無い。
かすかにアーモンド系の香りがするが、イタリア製ソープほど香り立つわけではない。 海外のフォーラムなどでミッチェルのソープは泡立てに難があると指摘されている。
私も買ったばかりの頃、同じ感想を抱いていたが最近では解決している。
ミッチェルのソープが獣脂なのが原因だったようだ。獣脂は低い気温の中では泡立てにくい。
他のソープも低い気温の場合泡立てにくくなるのだが、獣脂の場合はその現象が顕著になるようだ。
私の場合は陶器のシェービングカップを使い、更に大きめのボウルに熱めの湯を入れ、
シェービングカップをそこへ浸しカップの温度が下がらないようにしながら使用している。
こうすると泡は長時間持続するし泡立ちも良くなる。 また、手持ちのブラシの中ではRazorockの合成繊維ブラシが最も泡を作るのに適していた。
合成繊維ブラシは水分を吸収しないのでそれが原因かもしれない。
アナグマ毛と豚毛は差は無いように感じた。
適正に出来た泡は弾力性が高く厚めの泡を作ることができる。
下ろしたてや攻撃性の高い替刃に向いた泡ができる印象だ。
ソープ自体は柔らかめでありローディング自体は然程苦労しない。
Dr.HARRICEより安価で販売されており、獣脂独特のしっとり感が味わえるので 冬のシェービングには手放せないソープになっている。
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