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Razorock Game Changer .84-P

更新日:7月8日

Razorock Game Changer .86
Razorock Game Changer .84-P

 自分ではすっかり記事にしていたつもりだったRazorock Game Changer 。そろそろRazorockのステンレス製の別のモデルがほしいなぁと記事を読み返していたら、Game Changerに触れているのはオススメ記事のみでした。

 というわけで急遽記事にしてみます。ある程度使い込んでいますのでそれなりに中身のある記事が書けると思います。


Razorock Game Changer .84 (Super Knurl Handle) 仕様

ヘッド部:27g ハンドル:71g 総重量98g ステンレス製 生産国・カナダ

Razorock Game Changer .86 head
Razorock Game Changer .84 head
Razorock Game Changer .86 head &  EDWINJAGGER 3ONE6
Razorock Game Changer .84 head & EDWINJAGGER 3ONE6
Game Changer 86-P baseplate
Game Changer 84-P baseplate

 良く比較される EDWINJAGGER 3ONE6と比較するとヘッドが薄く、ベースプレートの形状も違うのでそれぞれ別の思想で設計されているようです。

 ヘッド部は替刃の両端がはみ出さない設計、自分の買ったベースプレートは.84-Pで、3ONE6よりもマイルド、メルクール34Cよりも若干攻撃性がある感じです。



レビュー

 使い続けて持っている感想を書きます。

 両刃カミソリを使い慣れた人から見て、このモデルは『ザ・スタンダード』というのが相応しい気がします。

 基本に忠実、素材はステンレス、丁寧な工作、なおかつ高価すぎない。信頼性のあるモデルが欲しい場合はコレだなぁと感じます。ピーキーなところは無いのですが、例えばDE89がマイルド過ぎて買い直そうと考えた場合、同等以上のモデルを・・・と探した場合、Game Changer はイチオシだと思います。

 ミディアムーアグレッシブくらいの攻撃性は適度な効率性と多ストロークに向いており、アグレッシブなヘッドと比較して肌へ与える負担が軽めで自分のような生えている方向がまちまちなヒゲに対して扱いやすいです。


 Razorock Scaleを参照すると.84-Pの攻撃性はミディアム、3ONE6等と比べるとそれ味が優しく感じます。今は1.05-Pのベースプレートも追加されましたので、アグレッシブ志向の方はそっちがいいかもしれません。

 ただ実際のところ、硬い&太い自分のヒゲで.84-Pを使用しても効率性が特に低いとも感じられず、わざわざ1.05-Pベースプレートを買うほどでもないかな?という感じです。この辺りはお好みでどうぞ。

 同じミディアムで比較するとしたらメルクール34Cになると思いますが、最早わざわざ34Cを引っ張り出す気にはなれないくらいは良いと感じています。34Cは価格がGameChangerよりも安価に入手できますので、アレはアレで良い製品だとは思います。

 またヘッドが34Cと比較して薄いので刃の先端の位置が把握しやすく、鼻の下あたりの取り回しも良好です。加えてステンレス製なのでヘッドが薄くても剛性感があり、ダル刃でもがっちりホールドするためにバタつくこと無く、粘り強い剃れ味を引き出すことが出来るようです。


 替刃のチョイスは人それぞれではありますが、GameChangerの場合、Shark Super Chromeで剃った感覚が好きです。この替刃はやや柔らかさがあるので他の両刃カミソリで剃ると全く剃れない場合があるのですが、このモデルだと独特の粘りと肌への優しさが出るので気に入っています。恐らくヘッドの精度、剛性がしっかりしているので暴れること無く替刃の特性を引き出せているのでは無いかと考えていますが、こういう事を考えてみてもGamechangerはモノが良いと言って良いんじゃないかと思います。


 特に尖ったところが無いので、使い始めは「なんか普通」って感じると思いますが、その普通のアベレージが非常に高いのでやっぱり他のモデルを使った時にその差を感じます。こういうのを『一生モノ』って言うんじゃないかと思いました。


 3ON6とGamechangerを比較してどっちを買うかと聞かれた場合、  明らかに違うなと感じるのはエレガントさです。見栄えは3ONE6がよりカッコよく感じます。

 Gamechangerは虚飾を排していると謳っているので、そのあたりは地味に見えますが非常に道具として優れており、道具としての実用性を重視したということを実感できます。


 当初84-Pの攻撃性がミディアム-アグレッシブだったので、もう少し攻撃性が高いベースプレートにしたほうがよかったかな?と思ったのですが、自分のコレクションがややアグレッシブ傾向だったために還ってミディアムヘッドが貴重であると今は感じています。

 マイルドヘッドはストロークが多くなっても肌への負担を軽減するために実用的です。攻撃性の高いヘッドは剃り残しを何度も追い込んでいくとシェービング後、ホット感がしばらく続くので毎日のシェービングにはミディアム-アグレッシブの方が向いているのかもしれないなと感じました。


 まあEDWINJAGGERのことは置いておくと、Razorock製品が欲しい場合、最初に買うのはGameChangerから始めるのがこのメーカーの良さを味わえそうだなとは思いました。ヘッドの薄い、ステンレス製のヘッドはハンドル重量によって軽量な本体を作ることが可能ですし、しっかり剃れる重量ハンドルもあるので『両刃カミソリの重みで剃る』剃り方も可能です。使い分けでしっかり追随できる高品質なヘッドですので用途は広いと思います。


 

12件のコメント


ハクサン
8月11日

記事の投稿お疲れ様です。

自分はGame ChangerやLupoの様なヘッドの薄いホルダーが好みなのですが、この二つの他にオススメのホルダーがあればご教授お願いします。

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公式サイトのリンクが削除されたのでいずれ記事で記載しますm(_ _)m

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ゲスト
7月31日

いつも楽しく拝読させていただいてます。

自分の場合、同じような価格帯のホルダーだと、86-P→ ROCCA→ 3one6の順でマイルドに感じます。

わずかな差でありますが、アルムチェックで一番しみるのが86-Pです。

人によって感度が違うのも両刃カミソリの面白さですね。

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コメントありがとうございます! 良くわかります。自分も攻撃性を並べるとそんな感想を持っています。 更にいうと精巧な仕上げのステンレス製でもはっきり違いがあるのが不思議ですね これからも色々試してみたいと思っています。

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ゲスト
7月07日

念のために確認したいんですけど「86−P」ですか? (ベースプレートに「84-P」って刻印されているけど....。)

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コメントありがとうございます おっしゃるとおり、84-Pが正解ですね 記事を修正いたしました、ご指摘ありがとうございます。

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ゲスト
6月22日

私は中国製84クローンのDS-S9を愛用していますので、game changerは105を買ってみようかと思います。ラゾロックで唯一持っていないUFOハンドルで。

RAZORはコレクション要素もありますので、やはり本物が欲しくなりますね。

お値段がお高いのでボーナスが出たら買おうかな。

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コメントありがとうございます そうですね、86-Pは大人しめだったので色々使っている方は105の方が楽しいかと思います。 UFOハンドルはカッコいいですよね。Rozorockの道具としての加工にも良く似合ってると思います。

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ゲスト
6月22日

ゲームチェンジャーとBBSシリーズは海外ではとちらが評価高いのかな?

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海外のフォーラムだとBBSのほうが人気があると思います。理由は特徴がはっきりしているからだと思います。 GameChangerは素直さが故に特徴が無いので、マニア的には面白みに欠けるとも言えます。

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HAVE A NICE SHAVE

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